「AIエージェントに詳しいマーケティングの会社が、なぜ就労支援をしているんですか?」
私たちは、日本でも唯一と言っても過言ではない、AIエージェントをメインとした就労継続支援B型事業所Wodane(ウォダネ)を運営している、株式会社Wodaです。
見学に来られる方や相談員の方から、この質問をよくいただきます。
今日はその理由を、私自身の話から書かせてください。
小学生のとき、はじめて福祉に触れました
私が人生ではじめてぼんやりと福祉に触れたのは、小学生の頃です。
昔仲が良かったクラスメイトが、突然小学生4年か5年の時、学校の中にある「ひまわり教室」に通い始めました。
そういう教室が出来たこと自体、そのとき初めて知りましたし、少しテストが苦手なだけで、性格も明るくて面白いクラスメイトでした。
もう1人は、人とのコミュニケーションに少し壁を感じているようで、話しかけられると上手く言葉が出て来なくて授業中よく泣いてしまう子でしたが、私にだけは心を開いて楽しそうにお喋りしてくれる子でした。
私自身も、いわゆる「一軍」と呼ばれるような華やかな人たちとの付き合いは小学生の頃から上手くなく、無視をされたり陰口を言われたりしたこともありました。
おしゃべりよりも動物の世話の方が得意で、放課後の校庭開放や休み時間の運動を通じて、クラスメイトと楽しく過ごすタイプの子どもでした。
当時からずっと不思議だったことがあります。少し勉強が苦手なだけで、なぜあんなに性格が良くて、真っ直ぐで、一生懸命なクラスメイトが、転校しなくてはいけなかったのか。答えは出ないまま、その疑問だけが今も残り続けています。

ゲーマーがITに進み、福祉の現場に出会うまで
小学生の頃から兄弟の影響でゲーマー体質だった私は、大人になってから得意だったITの道に進みました。
福祉とはしばらく縁がないままでしたが、あるとき、福祉の会社を複数経営している方のコンサルタントとして、精神科の訪問看護やグループホームの立ち上げを実際に手がけることになりました。そこで人生ではじめて、重度の方たちと接しました。
そしてもう一つ、意外なことに気づきました。私が勤めていた大手の会社にも、カミングアウトをしていないだけで、何かしらの障壁を抱えながら仕事をしたり、日常を過ごしたりしている人が、実はほとんどだということです。
「実はね、由貴さん、私申請を出せば手帳を持てるレベルなんですよね」
仲のよい後輩からそう明るく打ち明けられた時、「あ、そうなんだ」とフラットな気持ちで聞いていました。
「手帳のある人」と「ない人」の間に、はっきりした線などない。
それが、現場で得た実感でした。
私自身もそうですし、全て完璧で上手くこなせる、何も苦手なことがない人なんてこの世にいないんです。
「どうせやるなら」
福祉の会社の立ち上げに関わったことをきっかけに、考え続けました。
これだけITが発展していく中で、どうせやるなら、生きづらさを抱えた人たちにどう役に立てるか。考えに考え抜いた末に、AIエージェントがメジャーになりかける直前、「今しかない」と即行動しました。
東京都は1ヶ月半で開所を目指せる他県と異なり、新規の指定に時間がかかります。
完全新規で半年弱かかりましたが、これでも福祉業界の人には驚かれるので速い方です。
家族を含めて色んな人達のサポートがあり、港区という、日本でもまだB型事業所が少ない場所で、この短期間でAIエージェントをメインにした作業所を設立することができました。
そして予想は的中しました。
開所前にもかかわらず、利用者さんの見学は着実に増えています。

見学に来られる方へ
お一人で来られる方はほとんどいません。
ご家族や相談員さん、ご友人と一緒に来られる方がほとんどです。もしお一人で来られても、しっかりお話を伺いますので、安心してお越しください。
もし女性で話しにくいことがある場合は、男性スタッフだけでなく代表自身が女性なので、是非声をかけてください。
できることから、一緒に解決していきましょう。
利用者さんにも、そのご家族にも、私たちは一人ひとりと本気で向き合い、寄り添います。
最初の見学・ご面談では、「どんな自分になれたら嬉しいか」「どんな自分は嫌か」を伺います。言葉にするのが難しくても大丈夫です。
ゆっくり時間をかけて、人と環境に慣れていけばいい。焦らなくて構いません。
一番大切なことを、最後に
AIエージェントが分からなくても、何も心配しなくて大丈夫です。
分からない気持ちのまま、来てください。
丁寧に作業をこなしていけば、着実に工賃につながります。そしてその一つ一つが、誰かの「ありがとう」につながります。
人に感謝されると、モチベーションが高まります。モチベーションが高まると、自然と口癖や思考回路が変わります。
この作業所の名前の由来は、会社名「Woda(ウォダ・水)」をもじって、
「Wodane(ウォダネ・種)」にしました。
今まで「どこに行っても何をしていても何か違うな」と思ってきた人達の、一人ひとりの才能が芽吹く場所として、ゆっくり地域に根付いていきたいです。
私たちと一緒に、楽しく作業できる場所にしていきましょう。
東京都港区に新しく誕生したAIエージェントをメインとした就労継続支援B型のWodaneを、どうぞよろしくお願いします。

この記事を書いた人
小湊由貴こみなと ゆき
株式会社Woda 代表。就労継続支援B型事業所 Wodane を港区で運営。
